真実は、自分の心にある
小ネタの方で取り上げても良かったんだけど、MGSのEDについては思うことがちょっとあるので敢えて別コーナーにしました。EDというか、ストーリーの分岐点でのことだけど。
MGSをプレイした人は、メリル編とオタコン編、どっちのEDが好きですか?
俺はムゲンバンダナを取るとき以外はいつもオタコン編を選んでます。
・・・つまり、拷問に服従するということ。
苦痛に屈し、恐怖に敗北したスネークに、オタコンは1つの謎を提示する。
「僕もウルフを失った。でもそれは敗北じゃない」
・・・ってゆーか、スネークのラブラブEDよりこっちの悲哀に満ちたストーリーの方がMGSには似合ってると思うだけ。
・・・
・・・
・・・
白状しましょう。
メリルが死んだと気づき、一度「メリル?」と呟いたあとの絶叫が好きだからです。
知人に言わせれば「絶叫フェチ」らしい。
確かにヴァイスクロイツでケンが絶叫するシーンは何度も繰り返して聞いては悦に入ってたし。
とにかく、EDはやはりオタコン編でしょう。MGS2ではハルとデイブ、木星にでも行けそうなコンビでタンカーに潜入してるし。
先ほども少し書いたとおり、EDの分岐はオセロットの拷問イベントにあります。
Lifeが無くなればコンティニュー無しのゲームオーバー、服従してもゲームオーバーにならないから「?」となった人もいるだろうけど、オセロットはちゃんと宣言してます。
「我慢できなければ服従しろ、そうすれば止めてやろう。だがその時は女の命はもらう」
と。
そして拷問開始。
△と十字キーの右を押しながら○ボタンを連打すればスネークの視界にオセロットの背中が入るので憎しみを込めた視線で睨みながら○を連打。
んでもって1セットの拷問はクリア、独房での無線イベントを終え、しばらく待てば2セットの拷問が始まるので(「スネ〜ク、ショータイムだ。オセロットが呼んでる」)これもまた○ボタン連打で2回目まで我慢しましょう。そして3回目で服従。
ス「分かった・・・勘弁してくれ」(インテグラルだと「You...You Win.(お前の勝ちだ)」)
オ「そうか・・・そうだな。お前も人の子だ、約束通りこれまでにしておこう。
ただし女はいただいた。じっくり楽しんだ後に殺してやる」(楽しそうに?)
ス「・・・メリル」(涙声で)
オ「いいぞ。そうやって悔いて生きて行け」
再び場所は独房に移り、キャンベルから無線が。
キ「どうだスネーク、大丈夫か・・・?」
ス「・・・
俺は人類を救えるような男ではない」
ナ「どうしたの?」
ス「苦痛に屈したんだ・・・
大佐、すまない。俺はメリルを売った・・・」
キ「・・・スネーク・・・」
この時のスネークの言葉が結構ぐっときますね。
んでもって、EDで・・・
(抱き起こしたメリルの頭ががくりとたれる)
ス「メリル・・・?」
(少しの間)
ス「メリル!!!」←この台詞が個人的には一番好きだ(笑)聞くたび身悶えして喜んでしまう
(カメラ切り替わって)
ス「すまない・・・クソッ!
・・・俺は恐怖に屈した 苦痛に服従した 痛みから逃れるために君の命を売った
俺は君が望んでいたような英雄ではない! 負け犬だ!
メリル・・・すまない・・・許してくれ」
オ「彼女はもう、誰を許すこともできないよ」
ス「・・・オタコン?」
オ「彼女は逝ってしまった」
・
・
・
ス「貴様に何が分かる!
メリルは死んだ・・・俺の所為でな」
オ「じゃあ・・・君もここで死ぬかい?彼女と一緒に」←オタコンのこの台詞、かなりきついよなぁ・・・
でも、このシーン、人によっては「?」となるかも。
それこそ、後を追う奴なら後を追ってただろう、スネークならやりかねんとか。
俺がスネークの立場だったらきっと後を追ってたと思うし。
だって、「服従すれば女は殺す」と宣言されてたのに服従した、その点では全面的にスネークが悪いし。
・・・とか言いながら、何となく考えてみたこのシーン。
ス「貴様に何が分かる!
メリルは死んだ・・・俺の所為でな」
オ「じゃあ・・・君もここで死ぬかい?彼女と一緒に」
ス「・・・!
そうか、その手があったか」
スネーク、メタルギアRexの一番高いところによじ登る
オ「え、ス、スネーク、ちょっと待ってよ!」
ス「メリル・・・今行くぞ!」
スネーク、飛び降りる
オ「ああっ、スネーク・・・!
僕一人で脱出するのが怖いからスネークに来てもらおうと思ったのに・・・
(あんなこと言うんじゃなかった)」
・・・ってのはナシですかねぇ・・・?
あーでも、スネークだったらあの程度の高さから落ちても死にゃしないか。
リキッド兄貴もピンピンしてたし。さもなきゃソーコム探し出して頭撃ち抜くとかね。
↑完全に2を無視した妄想
まぁ、これがEDって訳ではなく、この後にジープ戦が待ちうけてるんだけど敢えてEDと。
あと、もう1つ。
ウルフ戦(2回目)終了後のデモで、
ウ「さあ・・・英雄・・・私を・・・解放して」
オ「・・・さよなら」
(画面上に引き、フラッシュしてから銃声)
(スネーク、かがんでウルフの顔にハンカチをかぶせる)
オ「・・・それは?」
ス「持ち主に返す。俺にハンカチは必要ない」
オ「どうして?」
ス「涙は既に涸れている」
俺が一番好きなシーンの1つなんですけど、ここでスネークは「涙は既に涸れている」って言ってます。
なのに、よーく考えたら・・・
(拷問服従時)
オ「じっくり楽しんだ後に殺してやる」
ス「・・・メリル」←めさめさ涙声
ここで既に半泣きだったんじゃないの?スネーク?
さらに、↑にも書いていた「俺は恐怖に屈した〜負け犬だ」の台詞も、ものすごーく涙声。
というより確実に泣いてます。(だからだろうな、このシーンが好きなの)
別に「泣いてるじゃん」という突っ込みを入れる訳じゃないけど、やはりスネークも人の子、自分では涙は涸れている、最大の耐え難い悲しみはもうありえない、だから泣く訳が無いと思っていてもちゃんと人間として涙を流すことができるんだな、と。
余談だけど俺が気に入ってるシーンは
・エレベーターに乗りこんだメリルを追いかけようとしたがファマスを連射され、横に回避するシーン
・M1戦車の主砲を鮮やかな一回転バックステップで回避するシーン
・禁断の女子トイレでメリルが鏡を見たとき、その後ろでソーコムを構えるシーン
・メリルが狙撃され、スネークに「人を好きになって」と言うシーン(の、スネーク)
・拷問2セット目(1セット目、3セット目以降はイベント無し)で服従したときのスネーク&
オセロットの会話とスネーク&キャンベルの通信(「〜俺はメリルを売った」)
・オタコン編ED「〜負け犬だ!」この辺り
この中で特に下の二つが気に入ってます。
MGS2ではきっと・・・雷電とローズの間でこういう展開になることは無いんだろうな。
あーでも、エメリッヒ兄弟(オタコン&エマ)は悲しい結果に・・・
オタコン、大切な人を目の前で2人も喪っている気が。
もう少し強くなろうよ、ハル。
大切な人を守りぬけるぐらいにね。
・・・ところで2ではメリルの存在はどうなってんだろう。
攻略本見た限りでは情報が無かったから・・・
オタコン編でクリアしてる人のために出なかったんだろうなぁ。
だってムゲンバンダナなんて、スノーモービルに引っかかってたやつだし。
さもなきゃアラスカで50匹のハスキー犬と一緒に夫(笑)の帰りを待ってるとか。
けど、スネークとメリルが結婚してたらスネークはロリコンと言うことに。
だってだって、シャドー・モセス島事件(MGS)は2005年の設定で、この時スネークは既に30。
(湾岸戦争のときに10代のガキと言っていた上にグリーンベレーとして云々という話もあったから当時18として32歳。リキッドが「30年ぶりの再会だ」って言ってたからこの線で正しいと思う)
メリルといえば「まだ10代だが片手でデザート・イーグルを・・・」ってどこかで見かけたからまぁ18〜19位。そうなると歳の差は一回り(強)。
大体ロリコンって、10歳以上の歳差で結婚しても言われるからスネーク・・・
夜は体力がもつんでしょうか(下世話な)
その辺考えて、「MGS2 2010年説」唱えたいと思います。
スネーク、かなり老けてたし。
プリスキンめさめさ素敵だし。くわえ煙草に無線機のヘッドセット!もうメロメロ〜☆
あ、スネーク=プリスキン中尉なんで。
MGS2タンカー編EDでタンカーが沈んじゃって、「スネーク死亡説」が流れてたんだけど生きててSEALに隠れていたとゆーかなんとゆーか・・・ホントに死んでたら「メタルギア雷電」やんけと突っ込みたかった。
しかもプリスキンに化けたスネーク、熟睡してても雷電に銃を向けられたら目を覚ますし(「若いの、お前に撃てるのか?」)ヘリからスティンガーやらレーションやら落としてくれるけど間違えてスティンガー当てたらめさめさ怒って反撃するし、案外短気なのね〜
それはともかく、結局のところスネークはメリルが生きてようと死んでようと彼女を完全に守りきれなかった(メリル編のEDでも、メリルは捕まっている間ひどい仕打ち=多分、マワされたと言っていた)という負い目はあるんでその辺で厳しくなったのかも。
「伝説の兵士」と言われたBIGBOSSを事実上上回ったスネーク、伝説を語り継ぐ者として・・・ね? |