M.G.S.2−SONS OF LIBERTY−

迷信を信じる科学者:オタコン

 メモリ内の写真は転送すれば消えると教えられ、スネークは船倉の隅にあるパソコンの前に立った。
 カメラを接続し、写真を転送する。
 するとビューワーが開き、オタコンのアイコンがデスクトップに浮かび上がった。
<写真を送ってくれたようだね、スネーク。いい写真は撮れたかい?>
 その声と共に、オタコンが写真の確認をしている様子が伺える。
<うわぁ!変なもの送ってこないでくれ!呪われたらどうするんだ!!>
 突然のオタコンの叫びに、スネークがあ、と呟いた。
 そういえば第2船倉で妙な気配を感じたから1枚撮っていたような・・・と、思い出す。
 ビューワーに、オタコンが叫んだ元凶の写真が映し出される。
 確かにそれは第2船倉の写真だった―――が、写真の中央に男の顔がぼんやりと、しかしはっきりとそれと分かるくらいに映り込んでいる。
 そういえばシャドー・モセスでもあちらこちらで心霊写真が写せたなと思い出しながら、スネークは次にビューワーに映し出された写真を見てぁ、これもと呟いた。
<うひゃぁ!また何か写ってる!やめてくれって言っただろ!>
 オタコンが非難してくる声が聞こえる。
 新型メタルギアの足元の写真。
 そこに、1人の男が立っている。
 首から上はメタルギアの足が邪魔で映っていない。
<・・・お祓いしてもらわなきゃ・・・>
 オイ、とスネークが呟いた。
 シャドー・モセスでメタルギアREXを開発したオタコン。
 一応はロボット工学の科学者と言って差し支えはない。
 そんな人間が、心霊現象というものを信じるというのか。
「・・・・・・・・」
 もはや何も言えずに、スネークは次の写真のコメントを待つことにした。

 えー・・・。
 第2船倉の右側のスクリーンが光ってるときにRAY撮影用のデジカメで写真を撮ると故小島監督の(って、勝手に殺すな!←まだ生きてます、安心してください)映った心霊写真が・・・
 そしてもう1つの写真は、第2船倉のダクトから第3船倉に侵入し、梯子を上ったところでRAYの足元を見るとスタンバってるあの人が(RAYの足が邪魔で頭が見えないけど、あの人でス)←1回しか見れないのでカメラを構えずに見てしまった人は一旦ゲームオーバーになってもう1度カメラ構えて見て下さい。
 ・・・そう、はじめの心霊写真とあの人の写真にオタコンは反応します。ビビります。
 同じ写真を2枚撮り、計3枚にして送ると3枚目で「嫌がらせかい?」とかいって嘆いてくれます。
 しかし。
 今回、心霊写真撮れるのはこの1箇所のみ。
 しかもRAY撮影用でないと映らないという・・・つまらん。
 まぁ、前作の心霊写真も映る条件がシビアだったりしましたけどね。

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(この背景、パッケージやらマニュアルやら見ながら自分で再現しました)