M.G.S.2−SONS OF LIBERTY−

プリスキンと銃撃戦!

 雷電からM4を受け取って立ちあがり、傷の応急処置をしながらプリスキンは歩き出した。
 それについて歩く雷電。
 やがてプリスキンは立ち止まり、複雑な面持ちで1体の遺体を見下ろした。
「どうしたんだ?」
「海軍大佐・・・」
 搾り出すように呟き、プリスキンは海軍大佐の手首につながれた片方だけの手錠を見る。
 ―――と。
「―――む、」
 突然、低い呻き声を上げてプリスキンがよろめいた。
 あわや転倒するところで態勢を立て直し、階段に腰掛ける。
「大丈夫か?」
 雷電がそう問うと、
「少し休ませてくれ。思ったより出血がひどかったようだ」
 そうプリスキンは答え、煙草を取り出した。
 その内の1本をくわえ、残りをケースごと雷電に突き付ける。
「タバコは吸わない」
「そう言うな。役に立つこともあるだろう」
 そこまで言うのなら、と雷電がタバコを受け取ると、プリスキンは今度は自分のホルダーからソーコムピストルを抜き、グリップを雷電に向けて差し出した。
「ついでだ、これも持って行くといい」
 はじめにA脚底部で拾ったM9麻酔銃だけでは少々物足りないと思うようになっていた雷電、これで強情兵が脅せるとほくそ笑みながら受け取る。
<アルファ・ゼロ、聞こえるか!こちらブラボー・ゼロ!>
 突然、プリスキンの無線機から叫び声と銃声が聞こえてくる。
 だが、SEAL10の隊員であるはずのプリスキンは何故か応答せず、
「BC連絡橋か」
 と低く呟くだけ。
 プリスキンが動けそうに無いと悟り、雷電は1人でBC連絡橋に向かうことにした。
 その背に、プリスキンの声が投げかけられる。
「おいっ!お前、名前は?」
 ほんのわずかに流れる沈黙。
 やがて雷電は重い口を開いた。
「雷電だ」
「雷電?変わったコードネームだ」
「本名は平凡だ」
「ははは・・・そうか、いつか聞けるときが来るかもな」
 そう言い、プリスキンは左手を軽く振る。
 そして彼は、壁に背をつけて眠り始めた。

 プリスキンは本当にSEALSの人間なのか?
 その疑問は、いまだに晴れない。
 敵ではないことは確かだが、フナムシが徘徊していたことから考えると自分よりも先に潜入し、敵兵を気絶させたあのタフガイが彼であるような気もする。
 怪しい。
 雷電は、思わずプリスキンに向けてもらったばかりのソーコムの銃口を彼に向けた。
 その瞬間、がば、と体を起こし、M4の銃口をこちらに向けるプリスキン。
「若いの、何のつもりだ」
 低い、ドスのきいた声でプリスキンが警告してくる。
 その気迫に負け、雷電はソーコムを下ろした。

 な〜が〜い〜・・・プリ中に関するイベントだと長くなりそうだ。
 ってか、気に入ってるシーンはめさめさ長くなりそう。
 ちなみに、プリ中に銃口を向けたときの反応は3種。

  「若いの、何のつもりだ」
  「お前に撃てるのか?」
  「やめておけ」

 MGS2をはじめた頃は気迫に負けて撃てませんでした(今もソーコムは撃てないけど)。
 ソーコムなんか撃つと、手痛い反撃が来ます(ってか最悪、殺される)。
 俺はM9なら撃てるようになりました(鬼)
 そして針治療(笑)
 つか、プリスキンを撃っても反撃を食らわない方法を発見。

  M9で眠らせてから殴るなりソーコム撃つなりしたら絶対反撃してこない

 M9で眠ってるときに攻撃すると警告音と共に頭上に「?」が出るけどお咎め無し。
 それを利用してM9→ソーコム→M9・・・を繰り返すと、かなり痛めつけることが可能。
 ちなみに、これを繰り返して攻撃しまくるとプリスキンが持たれかかってる壁が血まみれになりました。
 それでも平気で寝てるプリスキンはある意味最強。
 余談だけど、生体センサーを装備してプリ中に近づいても反応しません。
 ・・・し、死んでる?!

 まぁ、プリ中を攻撃したら

  「馬鹿者ッ!」
  「何を考えている!」
  「ふざけるなッ!」

 という罵声と共にM4を乱射。
 はじめのうちは数発で止まるけどだんだん長くなり、果てには雷電が近づくとM4を乱射しつづける始末。
 強引にM9で眠らせてから殴れば通常モード(居眠りモード)に戻るけど、そこでいぢめたら再び乱射。
 余談だけど、階段の真上で背伸びを使って攻撃すれば殆どダメージを受けずにプリ中をいぢめることが可能だったりします。

 ・・・そうそう、プリ中を撃った次の瞬間(のけぞってるとき)に無線をかけると「ぐおっ!」とかうめいています。反撃を食らう直前だと「雷電、ふざけるのもいい加減にしろ!」と怒鳴ります。そして、反撃が終わった直後に無線をいれると「・・・・・・」と、殺気立った様子でいる模様。
 短気なプリ中、触らぬプリ中に祟り無し、とここはそっとM9を1発撃ちこんでBC連絡橋に向かいましょう。

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(この背景、パッケージやらマニュアルやら見ながら自分で再現しました)