M.G.S.2−SONS OF LIBERTY−

プリスキンにアイテムの説明をしてもらおう

「俺はブリーフィングを受けてここにきている。ビッグ・シェルやデッドセルについて何か知りたければ連絡しろ。周波数は141.80だ」
「・・・141.80だな」
「ああ、それとアイテムの用途など、分からないときも俺に聞けばいい・・・」
 プリスキンにそう言われていたことを思いだし、雷電はどこからか雑誌を取り出した。
 雑誌にはグラマラスな女性の水着姿や、あられもない格好をした女性や、果ては「街で見かけて美人女性の読者コンテスト」と言う企画まで、年頃の男性にはたまらない写真が満載である。
 それを手にした状態で、雷電は無線の回線を開く。
 無線に応答したプリスキンは、雷電が「これ、どうすればいい?」とばかりに手にしている雑誌に目をやり、にやりと笑った。
「雷電、良いものをもってるじゃないか」
「いやこれは―――」
「なに、否定することは無い。戦場でもそれ位の心意気はあったほうがいいだろう」
「・・・・・・」
「使い方は・・・まぁ決まってるだろうが、それ意外にもやり方次第では敵の注意をそらしたりできるかもしれんな・・・」
 そう、少し口篭もったように言ってから、プリスキンはちょっと、と続けた。
「雷電、任務が終わったらその雑誌、俺にくれないか?」
「・・・ぇ?」
「・・・いや、何でもない」

 プリ中はサービス精神旺盛なのか、アイテムの説明まで丁寧にしてくれます。
 ・・・が、笑える内容が多いと思うのは俺だけ?
 ちなみに、最後の3行はアドリブ(っつか、俺が勝手に付け足したもの)です。
 プリ中なら言いかねんかな・・・なんちて。
 しかしプリ中(そう言えばプリ中が定着したなぁ・・・)、ちょっと余計なこと言いすぎ?
 さすがの雷電も面食らってたし。すごい言い訳しかけたし。
 でも、「使い方は・・・まぁ決まってるだろうが」と、口篭もりながらいうプリ中。
 「決まっている」って、それは自家処理のことですかねぇ?「良いもの」だし。

 しかし、ちょっと不満なのがダンボール。
 だってCD連絡橋のダンボールイベントで「きっと相当頭のイカれた奴なんだろうな」って言った雷電が、ダンボール装備でいきなりかぶるってのはちょっと・・・
 最初はどう使えばいいか分からなくて、折りたたんだダンボールを片手に、もう片方の手にM9持ってうろうろするって設定にしてたらプリ中との会話が生きたと思うのに・・・
 ダンボールの使い方が分からず、プリ中に無線を入れる雷電。
 プリ中はそんな雷電を素人と叱咤し、かぶって敵の目を欺けと伝授する。
 そこではじめて雷電がダンボールをかぶるようになる、それ位PS2の性能ならできたと思うけど・・・

 他に、タバコを装備すると
「俺が渡した煙草、ちゃんと持ってるようだな」
「実はずっと禁煙していたんだが・・・」
「なるほど。では禁煙をやめるいいきっかけになったんじゃないか?」
「・・・・・・」
「冗談だ。喫煙が体に良くないことは事実だからな。吸いたくなければ吸わない方がいいだろう。
 だが戦場では煙草も喫煙以外に色々使い道があるはずだ。持っているだけなら損はしない。
 装備品は最大限に利用しろ。ちょっとした工夫で道は開けるものだ」

 生体センサーだと、基本的な説明の後に、
何かを得れば何かを失う。人生とはそんなものだ。状況に応じて使うか使わないかを決めるといい」

 そしてレーション。
「レーションを装備しているな。レーションはLIFEを一定量回復できる軍用携帯食だ。
 ウィンドゥで選択して○ボタンを押せば、その場で使ってLIFEを回復する。装備しておけば、お前のLIFEがゼロになった瞬間、自動的に使用してLIFEを回復することもできる。
 レーションは単なる携帯食品ではない。兵士は戦場で最も高価で重要な戦闘単位の1つとも言える。
 その機能を維持する為に米軍調理開発研究所が総力をあげて研究開発した代物だ。
 カロリーを重視しつつ栄養バランスは周到に考えられているし、フリーズドライ方式で小型軽量、日持ちもする。要するに、よくできた食い物だと言うことだ。まぁ彼女の手料理には負けるだろうがな」
「うーむ・・・」
「どうした?」
「・・・ここだけの話にしてくれるか?」
「何だ?」
「俺は・・・できることならローズの手料理よりもずっとこのレーションで過ごしたい
「・・・お前、意外と苦労してるんだな」

 他に、ソーコムではサプレッサーを付けたとき、付けてないときでコメントが変わるし爆弾センサーも爆弾解体前後でコメントが変わります。
 しかし。
 俺ぁレーションでの二人の掛け合いには笑ったぞ。
 「意外と苦労してるんだな」って、プリ中・・・
 「彼女の手料理には負ける」って、プリ中、雷電に彼女がいるってのはお見通しだったようで。
 まぁ、なにかアイテムを入手したらプリ中に連絡いれましょう。
 なかなか楽しいですよん。

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(この背景、パッケージやらマニュアルやら見ながら自分で再現しました)